
星光学園物語 -性行為認知校の実情-
第2章 知名と長の堕落
「なんですか!?」
胸倉を掴んでいた生徒は涙を制服の袖で拭くと睨み付けるようにこちらを見ながら怒鳴る。
「生徒会です。何があったのか説明して下さい」
「ちっ。生徒会かよ」
七緒の名乗りに胸倉を掴まれていた方の生徒がバツが悪そうに舌打ちをする。
どうやら何か悪い事をしたという意識はあるらしい。
「コイツが、真壁先輩が俺の彼女を強姦したんですよ。だから俺は!!」
まるで八つ当たりでもするように泣いていた生徒は事情を話す。
制服を確認するとこの生徒は二年生、真壁先輩と言われた生徒は三年生のようである。
「馬鹿か。生徒会さんよ。言ってやれよ。この学園じゃそれだって合法だろ?」
「はぁ」
私は誰にも聞こえないようにため息を吐いた。
こういう生徒が稀にいる。
性行為が認められていると言っても強姦が認められているわけではない。
お互いが承諾した場合のみ行為は認められる。
強姦が犯罪なのは変わらない。
それを拡大解釈してこういう行為に及ぶ生徒がいるのである。
胸倉を掴んでいた生徒は涙を制服の袖で拭くと睨み付けるようにこちらを見ながら怒鳴る。
「生徒会です。何があったのか説明して下さい」
「ちっ。生徒会かよ」
七緒の名乗りに胸倉を掴まれていた方の生徒がバツが悪そうに舌打ちをする。
どうやら何か悪い事をしたという意識はあるらしい。
「コイツが、真壁先輩が俺の彼女を強姦したんですよ。だから俺は!!」
まるで八つ当たりでもするように泣いていた生徒は事情を話す。
制服を確認するとこの生徒は二年生、真壁先輩と言われた生徒は三年生のようである。
「馬鹿か。生徒会さんよ。言ってやれよ。この学園じゃそれだって合法だろ?」
「はぁ」
私は誰にも聞こえないようにため息を吐いた。
こういう生徒が稀にいる。
性行為が認められていると言っても強姦が認められているわけではない。
お互いが承諾した場合のみ行為は認められる。
強姦が犯罪なのは変わらない。
それを拡大解釈してこういう行為に及ぶ生徒がいるのである。
