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　翌日、放課後。


　私は第一体育館に来ていた。
　目の前には新入生、そして在校生達が並ぶ。
　舞台の脇には、生徒会のメンバーがそれぞれ控え、イベントの開始を待っていた。


「皆さん、生徒会長の礼奈です。今日はお集まり頂きありがとうございます」


　新入生もここでこれから行われる行為がなんなのか知っているようで、どこかそわそわしている。
　在校生はまだ落ち着いている方だが、それでも落ち着きがなかった。
　当然といえば当然である。
　この星光学園の始まりはある意味今日なのである。
　今日を皮切りに学園はまたこの学園らしさを取り戻すのだから。


「それでは祭の開催を宣言します。互いを尊重して楽しんで下さい」


　私の開始の合図は狂宴の始まりを告げた。


　在校生が新入生に声をかけ、生徒会メンバーもそこに混ざる。
　慣れてこれば新入生同士でも始まるだろう。


「七緒？」
「はい」


　私は私の横でその様子を見ていた七緒に声をかける。


「貴方もいきなさい。しっかりと受け止めるのよ」
「え？」


　七緒は少し驚いたような表情を見せた。
　私はそんな七緒を置いて舞台から降りた。