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星光学園物語 -性行為認知校の実情-

第3章 心配と狂乱の堕落

「さて皆さまご存知かと思いますが我が校では国の認可を受け、性行為を教育に取り入れています。授業の内容として、また指導の方法としてなど用途は様々ですが、全てに言える事はお子様の将来の為、未来の為でございます。その方ご理解頂けますようにお願いします」


 言葉の意味が理解出来なかった。
 性行為を認可された学校?授業でとか指導の方法としてとかまったくもって理解できない。
 混乱する頭で周りの他の保護者を見てみる。
 皆、当たり前のようにそれを聞き、頷いている。


 なんで?
 理解出来ない。
 子供が望まずそう言う事をされる可能性があるっていうのに、なんとも思わないの?


「中村さん?どうしたの?」


 隣に座る富子さんが訪ねてきて、彼女の顔を見る。
 彼女はここの卒業生と言っていた。
 つまりこの学校の事を知っている筈で、それでも娘がこの学校に入るのを許したって事?
 理解できない。


 その後も色々と説明していたみたいだったけど、私の頭には入って来なかった。

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