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星光学園物語 -性行為認知校の実情-

第4章 悪名と反抗の堕落

「どうするつもりだよ?」
「ですか?だろ?」

 あくまでも遠藤は指導という形を崩す気はないらしい。
 だからこんな事しても何も言われないんだろう。

「なに、簡単な話だ。身体で感じな」

 遠藤はそう言って佳恵が準備したよく分からない機械にあたしを寝かせる。
 足を固定し、一度手錠を外してから機械の方にまた固定されると、さっきまで以上に身動きが取れなくなる。

「さて、これをつけるか」

 遠藤は佳恵から何かを受け取るとあたしの目を覆い隠すようにする。布のような物みたいだけど、厚いのか何も見えなくなる。

「なにすんだんごごっ」

 見えなくなった事に文句を言おうと口を開くとまた口の中に何かを入れられる。
 また口が閉じなくなる奴だ。

「毎回思うが、堪らないな。こういう姿を生で見るのは」

 勝手な事を言う遠藤。
 今や自由に使える耳に機械の起動音のような物が聞こえると寝かされている奴がせり上がってくる。
 固定されているから落ちる事はないが、見えないからそれでも怖かった。

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