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星光学園物語 -性行為認知校の実情-

第5章 健気と従順の堕落

「なかなか可愛い娘じゃないか。こういうのは初めてかい?」

 初老の男性は私に笑顔を向けて話し掛けてくる。

「は、はい」

 緊張して声が上擦ってしまう。
 初老の男性はそれでも笑顔を崩さない。

「緊張する事はない。と言っても無理かも知れないがね。ゆっくり慣れてくれ」
「は、はい」

 優しい人で良かった。
 私の安心をよそに妙園寺さんが男性の前に置かれた空になったワイングラスにワインを注ぐ。

「あまり好さんばかり見ていると妬けてしまいますわ」
「はっはっはっ。優利子ちゃんは嫉妬深いな。これは気を付けないと嫌われてしまうな」

 男性は注がれたワインを手に取り、その流れで私の肩に腕を回す。
 一瞬ビクンとなってしまった私に男性はそれでも頬笑みを崩さない。

「初々しいねぇ。優利子ちゃんとはまた違った可愛さがある。今度は好ちゃんを指名しようかな」
「そんな、私なんて」
「そうですわ。私の事を捨てないで下さいまし」
「そんなつもりはないさ。優利子ちゃんにも可愛い所があるのは私は知っている」
「もう、意地悪ですわ」

 男性の言葉に顔を赤くし、顔を背ける妙園寺さん。
 その仕草は女の私が見ても可愛いって思ってしまった。

「さて、今日は二人に相手してもらえるからはりきってしまうな。よろしく頼むよ」

 男性はワインをテーブルに置くと妙園寺さんの肩にも腕を回す。
 それがどういう意味なのか分かっているらしく、妙園寺さんはそっと男性のアソコに手を乗せた。

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