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星光学園物語 -性行為認知校の実情-

第1章 憧れと無知の堕落

 あたしは思わず泣きそうになった。


 見せたい物ってこういう事だったんだ。
 二人は付き合っていて木村先輩はあたしの物って見せつける為に心美先輩は。


「な、中村!?」


 木村先輩はあたしの登場に驚いたような声を上げる。
 木村先輩は知らずにって事は心美先輩から誘っただけなのかもしれない。
 でももうそんな事どうでもよかった。


「ん、来た来た」


 心美先輩が顔を上げる。
 そうすると木村先輩のが見えてしまってあたしは顔を背ける。


「心美先輩、ごめんなさい。あたし」


 貴女の彼氏を好きになってごめんなさい。
 二人の中を割いたりなんてしないから、こんな風にしなくても。


「亜紀子ちゃん、勘違いしないでね。別にあたし達付き合ってるわけじゃないから」
「え?」


 心美先輩の言葉にさらに驚く。
 付き合ってないのに心美先輩は木村先輩と?
 どういう事なの?


 あたしの頭はさらに混乱した。

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