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星光学園物語 -性行為認知校の実情-

第5章 健気と従順の堕落

 小池さんは私には手を出さずに色々な話をしてくれた。
 大半は仕事での愚痴。
 それでも私には為になるし、小池さんの話し方の上手さもあって楽しく聞く事が出来る。



 小池さんには色々な表情がある。
 ある時は話をしただけで帰っていった事もある。
 ある時は何も言わずに私を押し倒して半ば無理矢理プレイをした事もある。
 どんな小池さんも終わった後は満足そうだから私はそれでいいと思っている。


 今日の小池さんも上機嫌で話をしているから凄く楽しそうだし笑ってる。
 私はそんな小池さんの顔を無意識に見つめてしまっていた。




「ちょっと、好ちゃん聞いてる?」
「あ、ごめんなさい」



 楽しそうだった小池さんの顔が一変する。



「何か気になる事でもある?」
「いえ、ただ小池さんが楽しそうにして下さっているので、その…………見惚れてしまって。本当にごめんなさい」


 私は正直に理由を話して謝った。
 険しくなった小池さんの顔が再び笑顔に戻る。




「何、何?俺に惚れた?」
「そう、かも知れないです」


 茶化すように聞いてくる小池さんに私はいつものように笑顔で答えた。

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