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不器用なくちびる

第6章 麻痺

すると椎名はベッドに座り、
服を脱ぎ自分のものを取り出す。

椎名が自らを栞の前に晒すのは
これが初めてだった。


これが男の人の…カラダ。


「同じようにやって。」


促されてテレビを見ると、
満足そうな顔の男のものに
一生懸命奉仕する女性が映っていた。

ペロ…

恐る恐る舐めてみる。

しばらく舐めてから咥え、
手を添えてしゃぶる。
テレビからの刺激に煽られて、
今の栞に恐怖心は無かった。

自分の中心が熱く疼く…痛いくらいに。
頭の片隅で、
欲しいってこういうことかも…
と栞は考えていた。

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