テキストサイズ

ありがとう。

第1章 第1話


確実に180センチは
越えているであろうスタイルに
細身のスーツを着こなし、
高級ブランドのアクセサリー。
小さい顔にサラサラの髪。
誰が見ても売れてるのがわかる。

あたしは目が合っているのに
返事が出来なかった。


見惚れていたんじゃない。


そのホストの目が‥

優しく笑っているはずなのに
あまりに冷め切っていて
目を反らす事が出来なかったんだ‥

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