夏のシュークリーム
第1章 会えない日のお客様
「次郎君は何度もここに来たことがあるの?」
「幼なじみだからね。」
間違いではないが、以前松井とその姉の面倒を見るため、この家に共に暮らしていたと言うのが正しい。
これも諸事情があって…。
「そっかー。 人んちか…なかなか面白いシチュエーション」
と、つい今し方刺された釘はあっけなく引っこ抜かれ、その手はワンピースの裾に潜り込み、ミカの太股を付け根に向かって撫でる。
「次郎君駄目っ」
ミカがその手を押さえると、ミカの唇ギリギリに近づいた、次郎の口元がニタリと笑った。
刹那
「流石ですね」
松井の冷たい声が空気を裂く。
「すっ!すみません!!」
ミカは真っ赤になって謝った。
「冴木さんじゃなく次郎さんですよ…ったく」
呆れる事も通り越す。
「ついね、つい。うちの子があんまり魅力的なもんだからさ」
白々しく微笑む。
「このソファ、いいね いつ買った?俺がいた時にはなかったよね。」
「姉が。仕事から帰って来たときに、ゆっくり寛げるようにと…」
「だからか、横になったら良い感じだよね。背当たり良さそう」
確かにそうかも、とミカは心の中で思った。
「幼なじみだからね。」
間違いではないが、以前松井とその姉の面倒を見るため、この家に共に暮らしていたと言うのが正しい。
これも諸事情があって…。
「そっかー。 人んちか…なかなか面白いシチュエーション」
と、つい今し方刺された釘はあっけなく引っこ抜かれ、その手はワンピースの裾に潜り込み、ミカの太股を付け根に向かって撫でる。
「次郎君駄目っ」
ミカがその手を押さえると、ミカの唇ギリギリに近づいた、次郎の口元がニタリと笑った。
刹那
「流石ですね」
松井の冷たい声が空気を裂く。
「すっ!すみません!!」
ミカは真っ赤になって謝った。
「冴木さんじゃなく次郎さんですよ…ったく」
呆れる事も通り越す。
「ついね、つい。うちの子があんまり魅力的なもんだからさ」
白々しく微笑む。
「このソファ、いいね いつ買った?俺がいた時にはなかったよね。」
「姉が。仕事から帰って来たときに、ゆっくり寛げるようにと…」
「だからか、横になったら良い感じだよね。背当たり良さそう」
確かにそうかも、とミカは心の中で思った。