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姉さんに夢中

第7章 約束

シンと静まりかえる2階の廊下。

絶望的な静寂・・

「・・ね・・姉さん?・・いるよね?・・」

思いきって問いかけてみる。

・・・

「あの・・ごめん・・変なとこ見せて・・」

・・・

そこまでが精一杯だった。
それ以上なんて言えばいいかわからない。

「・・ごめんね・・」

終わった・・・

初恋は何の進展も無いままに、最悪の終わりを迎えた。
涙が出そうだった・・

「バカ!変態!」

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