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姉さんに夢中

第7章 約束

泣き声交じりで部屋の中から真理亜が叫んだ。

何も言えない・・
そのとおりだから・・

「・・ごめん・・」

やっとそれだけを言って隣の自分の部屋へ入った。

ベッドの上に倒れ込むように横になる。
後悔と動揺が入り交じり、ただ呆然と天井を眺めた。

終わった・・
姉さんに嫌われた・・

静まりかえる空間で涙が溢れた。


ブゥゥン・・ブゥゥン・・ブゥゥン・・


ポケットの中でバイブモードの携帯が鳴った。

誰だよ?こんな時に・・

!?

真理亜からの着信だった。

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