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俺の彼氏はポルノ男優!?

第9章 気づけば-涼-







目が覚めた



ここはどこだ?





俺の部屋?






ん?



手が熱い





手のひらを見ると


玲於が手を握りながら眠っていた。




涼『…玲於…』





ポタッ






何から溢れ出したかが分からない涙が



自分の頬を滴り落ちる。









玲於がゲイポルノなんか
やってなかったら


他の男なんかに目もくれなくて





俺だけを見てくれたかな…。




あるはずもない事を考え




止めたい涙も止まるわけはなく…





涼『……っ…』





玲『…涼起きたの?』




涼『……!お、おう…』


急いで涙を拭い
笑顔で答えた。








玲『なんで泣いてたの?』




涼『(ば、ばれた!?)…な、泣いてねぇよ…』




玲『嘘、目赤いじゃん。』




涼『どうでもいいだろ!泣いちゃ悪いかよっ!』




ぎゅっ




俺がむきになって
その言葉を放った瞬間、


玲於が俺を抱きしめた。




玲於『どうでもよくないし、泣いて欲しくない。』





ドキッ

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