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好きで、好きで、好きで。

第2章 転入生


「んじゃ、入ってきてくれ。」

カクンッ

頭が落ちかけて、慌てて周りを見渡す。

(は、恥ずかしい~見られてないかな?)

しかし一人で赤くなる操を気にも留めず、全員の目は教室の扉に集中していた。

(..ん?)

操もつられて扉をみると、教室に男の子が入ってきた。

その瞬間、教室全体がざわめく。

「か、かっこいぃ....」

ポツリと呟く和美の声が聞こえ、目を凝らすと、確かにがっしりした黒髪のイケメンだった。

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