好きで、好きで、好きで。
第2章 転入生
「....だから..もう付き合えないって。」
『んなこと言わないでよ~紗理奈、あんなにヨガッてたじゃん?』
「昔の話でしょ?二宮とはもう付き合わない。私、もうそういうの..ヤメにしたの..」
紗理奈は電話口で涙声になりながら、二宮に伝える。
しかし二宮は納得せず、結局また連絡すると言われ、いつもの様に一方的に電話を切られた。
「....ふっ..グスッ..」
一人の部屋の中、携帯を抱えベッドに寝ころび嗚咽を漏らす。
その時、メールの着信音が鳴りビクビクしながら画面を見た。
「..操....」
縋るように画面をスクロールし、操からのメールをみる。
ーちゃんと小坂くん案内したよ~o(^-^)o
先に帰って貰っちゃってごめんね!
また明日ね! 操