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あぁ・・・なるほど。

敦志が、俺と桃華ちゃんに二股かけてると勘違いしたのか。

「だったら、俺達が兄弟だってこと、教えておいた方がいいかもな。」

「その方がいいんだろうけどな。　バラさないのも面白そう。」

おい。　それはいろいろ面倒くさいだろ。

「お前、ちょっと部活抜けられるか？」

「あぁ。　大丈夫。」

誤解されたままなのも面倒だし、敦志は俺の弟なんだってことを武田に教えておこう。

「武田、ちょっといいか？　話があるんだ。」

「・・・・あぁ。」

怖いな・・・敦志のこと、めっちゃ睨んでるし。

「じゃ、教室行こう。」

道場を出て、一番近い教室に入った。

「で、話ってなんだ？」

機嫌悪っ・・・

さっさと話を済ませよう。

「敦志と俺の関係のことなんだけど・・・」

「・・・・」

はぁ・・・・さっき屋上にいた時は機嫌よかったのにな。

「俺達は兄弟なんだ。」

「・・・・は？」