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BL~中編・長編集2~

第1章 ~天使がくれた奇跡~

なんて答えたらいいのか、わからなくて・・・

僕は必死に言葉を探した。

「・・・・見た・・よ。」

っていうか、今もさっきと同じ場所にいるし。

「そいつって、神崎に憑いてたんだよな?」

「う、うん・・・」

憑いてたって・・・そんな、幽霊みたいな・・・

「じゃあ、神崎は・・・・二週間後に死ぬのか。」

「!!」

「え・・・?」

どうして・・・崇君がそのことを知ってるの?

「違うか?」

「ちょ、崇・・・なに変なこと言って・・・・」

「・・・・」

驚いて言葉を出せずにいると、フェンスの上に座っていた天使が口を開いた。

「あぁ・・・あの時の子か・・」

「?」

あの時の子?

崇君のこと、知ってるの?

「そうなんだろ?」

「・・・うん・・・・そう・・・言われた。」

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