BL~中編・長編集2~
第4章 ~Ricordo~
『ご存知であるとは思いますが、あの子は蓮見家の大切な跡取りなんです。 由緒正しき蓮見家の長男が、男と付き合ってるなんて世間にバレたら・・・あの子も、蓮見家も未来を絶たれてしまいます。』
『蓮見家の・・・跡取り・・・・?』
蓮見って言ったら・・・超有名な財閥じゃないか。
銀行とか、ホテルとか・・・・日本で蓮見を知らない人間なんていないだろう。
『あら。 ご存知なかったんですか?』
『健一は・・・そんなこと、一言も・・・・』
そんな話、聞いたこともない。
仕事がすごい出来るから、普通の人より稼ぎがよくて・・・いいマンションに住んでいるけど・・・
『あなたのことを信用していない証拠ね。 そんな大事なことを、今まで黙っていたなんて。』
『・・・・』
そんな・・・でも、健一は・・俺のことを好きだって・・・愛してるって言ってくれ・・・・
『もし、あなたが健一のことを愛しているなら・・・・あの子と別れてあげて下さい。 あの子の将来のためにも・・・』
『・・・っ・・』
俺の存在は・・・健一の将来を台無しにしてしまうのか?
『それに、あの子は元々ゲイではないんです。 あなたと付き合ったのも、あなたと付き合う前に交際していた女性と名前が一緒だったからでしょうね。』
『え?』
もしかして・・・さっき、病室に入って来た・・・・
『あの子は、あの女性と結ばれる運命なんです。 もう・・・あの子に関わらないで下さい。』
なんて、健一の記憶喪失の後に聞かされたら・・・・
さすがにへこむ。
『蓮見家の・・・跡取り・・・・?』
蓮見って言ったら・・・超有名な財閥じゃないか。
銀行とか、ホテルとか・・・・日本で蓮見を知らない人間なんていないだろう。
『あら。 ご存知なかったんですか?』
『健一は・・・そんなこと、一言も・・・・』
そんな話、聞いたこともない。
仕事がすごい出来るから、普通の人より稼ぎがよくて・・・いいマンションに住んでいるけど・・・
『あなたのことを信用していない証拠ね。 そんな大事なことを、今まで黙っていたなんて。』
『・・・・』
そんな・・・でも、健一は・・俺のことを好きだって・・・愛してるって言ってくれ・・・・
『もし、あなたが健一のことを愛しているなら・・・・あの子と別れてあげて下さい。 あの子の将来のためにも・・・』
『・・・っ・・』
俺の存在は・・・健一の将来を台無しにしてしまうのか?
『それに、あの子は元々ゲイではないんです。 あなたと付き合ったのも、あなたと付き合う前に交際していた女性と名前が一緒だったからでしょうね。』
『え?』
もしかして・・・さっき、病室に入って来た・・・・
『あの子は、あの女性と結ばれる運命なんです。 もう・・・あの子に関わらないで下さい。』
なんて、健一の記憶喪失の後に聞かされたら・・・・
さすがにへこむ。