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BL~中編・長編集2~

第4章 ~Ricordo~

「だよなー。 お前、昔はめっちゃ遊んでたもんな。 俺とも一回寝たし。」

「っ・・・いい加減に・・・」

立ち上がって男を追い返そうとしたら、逆に腕を掴まれてしまった。

「なっ・・・」

「でもさ・・・・お前、蓮見って奴と付き合ってるんだろ?」

「!?」

なんでこいつがそんなこと知ってるんだよ。

っていうか、健一の目の前でそんなこと言ったら・・・・

「え? それって、どういう・・・」

「あれ? なんでこの人知らないわけ? この人が、お前の恋人の蓮見じゃねぇの?」

「っ・・・んなわけねぇだろ。 この人は、そこにいる人と婚約してるんだぞ・・ッ?」

早く・・・・出て行ってほしい。 これ以上、健一と俺の関係をバラされたくない。

「いいから、早く出て行けよ。」

「え~? じゃあ、お前は今フリーなわけ? 久しぶりに俺と遊ぼうぜ。」

「嫌に決まって・・・!?」

「「!!」」

なんなんだよ、この男。

あまりのしつこさに、キレそうになった時だった。

「なっ・・・」

この男に、キスされたのは。

「・・・っにすんだよ!!!」

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