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BL~中編・長編集2~

第4章 ~Ricordo~

昔の俺だったら考えられない。

三日に一回・・・下手すれば、二日に一回は誰かと寝ていたからな。

「自分で処理すればよかっただろ?」

「っ・・・できなかったんだよ!! お前とセックスしたら、自分じゃイケなくな・・・」

っていうか、どうしてこんな恥ずかしいことを健一に告白しているのだろうか。

「んっ!!」

最後まで俺の言葉を聞かずに、突然キスしてきた健一。

「なにす・・・」

「お前さ・・・・俺のこと煽ってんの?」

「は?」

誰がいつどこで煽ったんだよ。

「!? ちょ、健い・・・」

「じゃあ・・・責任持って、三ヶ月分可愛がってやるよ。」

「え゛!?」

も、しかして、俺・・・とんでもないこと口走ったんじゃ・・・・

「おーい!! 実咲~?」

ってか、あいつ、まだいたのか。

「覚悟しろよ?」

「ひっ・・・」

健一の浮かべた笑みに背筋が凍ったのは、言うまでもない。

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