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BL~中編・長編集2~

第1章 ~天使がくれた奇跡~







「梓!!」

「梓君っ!!」

「あ・・・おはよう・・・」

天使が僕の前に現れて、もう五日目・・・明日は土曜日。

あの日から、眠れない毎日を過ごしていた。

それに・・・・・

「おっはよー、臼井君!! 今日も天使は見えるのかな?」

「あははははっ!!」

僕が天使を見ることができるという話が、いつの間にか学校中に広がっていて、みんなが僕をいじめるようになっていた。

まぁ、そういうのはあんまり気にしない性格だからいいんだけどね・・・

「お前ら、いい加減にしろよ!!」

「お~、怖い怖い。 臼井君はいいねぇ、カッコいいナイト様に守ってもらえて。」

「・・・・はぁ・・・」

ただ、一つだけ言わせてもらうとすれば・・・・

僕は静かに学校生活を送りたい。

無視するとか、そういういじめならまだマシだったのに。

「無視かよ!!」

「お前、生意気だなぁ!!」

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