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BL~中編・長編集2~

第6章 ~大切な場所~

結局、留架様は僕を置いて遊びに行かれてしまいました。

「にゃ~。」

「鏡夜君、最近全然食べていませんね。 少し痩せてきていますよ?」

「にゃ~!!」

三神様を心配させないよう、できるだけ元気に鳴きました。

「鏡夜君・・・」

そして、そんな僕の気持ちを理解してくれている方がもう一人。

「鏡夜君、行こうか。」

「にゃん!!」

亮様です。

留架様が僕に構ってくれなくなってから、亮様が僕のことを気にかけてくれるようになりました。
今では、僕の支えは亮様です。

「あはは!!」

お庭に着くと、留架様は白夜君とカインさんと遊んでいました。

「亮、遅いよー。 早く早く!!」

「はいはい。」

亮様は留架様に手招きされて三人の傍に行くと、一緒に遊び始めました。

「・・・・」

まぁ、いつものことなので。 もう慣れっこです。

こんな時、僕はやっぱり屋根の上に行きます。 一人になれるし、静かですからね。

「兄ちゃん、おはよー!!」

「よ。」

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