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BL~中編・長編集2~

第6章 ~大切な場所~

「明日? 悪いが、白夜と約束してる。」

僕が、邪魔しちゃったからだ。

「あ・・・そ、そうですよね・・・すみませっ・・・」

「!! お前、泣いて・・・」

とんでもない光景を見てしまった上、誘いを断られてことで、僕の目からは涙が溢れ出てきました。

「ぼ、僕・・・」

どうしよう。 全然止まってくれないや。

「失礼しますっ!!!」

「鏡・・・」

僕はカインさんに頭を下げると、茂みを飛び出しました。

「ッ・・ぅっ・・・」

どんなに走っても、涙は止まってくれなくて・・・・

「・・・」

気が付いたら、土砂降りの雨の中、知らない場所をトボトボ歩いてました。

「・・・・い・・」

「・・・」

「おい!!」

「!!」

肩を叩かれて、驚いて振り返ると・・・

「お前、なにしてんの?」

「え!? えっと・・・・」

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