BL~中編・長編集2~
第6章 ~大切な場所~
なんとそこには、見知らぬ柴犬が。
い、犬・・・
「傘くらい差せよ。 家は? 俺が送ってやるから。」
「いや、あの・・・・」
僕にはもう・・・帰る場所なんて・・・
「・・・じゃあ、俺んち来いよ。」
「・・・・え!?」
その柴犬さんは、僕の返事を聞かずに、状況が理解できずに混乱している僕を無視して腕を引っ張りながらスタスタ歩いて行きます。
「あ、あの・・・ちょっ・・・」
この人・・・・人の話を聞かないんでしょうか?
「ここ、俺んち。 狭いとこで申し訳ないけど。 とりあえず上がれよ。」
「え、あの・・・・」
どうすればいいのかわからず、玄関に立ったままでいると、柴犬さんは僕にタオルを貸して下さりました。
「拭けよ。 今、ストーブも点けるから。」
「ぁ・・・ありがとうございます。」
なんか、なにを言っても無駄な気がしたので、素直にご好意に甘えることにしました。
「服びしょびしょだろ? 風邪引くから、これ着ろよ。」
「ぅぷっ!!」
柴犬さんは僕に服を投げつけ、すぐに部屋に戻って行きました。
「・・・お邪魔します。」
僕は体をさっと拭いて、渡された服を着ると、部屋の中に入りました。
い、犬・・・
「傘くらい差せよ。 家は? 俺が送ってやるから。」
「いや、あの・・・・」
僕にはもう・・・帰る場所なんて・・・
「・・・じゃあ、俺んち来いよ。」
「・・・・え!?」
その柴犬さんは、僕の返事を聞かずに、状況が理解できずに混乱している僕を無視して腕を引っ張りながらスタスタ歩いて行きます。
「あ、あの・・・ちょっ・・・」
この人・・・・人の話を聞かないんでしょうか?
「ここ、俺んち。 狭いとこで申し訳ないけど。 とりあえず上がれよ。」
「え、あの・・・・」
どうすればいいのかわからず、玄関に立ったままでいると、柴犬さんは僕にタオルを貸して下さりました。
「拭けよ。 今、ストーブも点けるから。」
「ぁ・・・ありがとうございます。」
なんか、なにを言っても無駄な気がしたので、素直にご好意に甘えることにしました。
「服びしょびしょだろ? 風邪引くから、これ着ろよ。」
「ぅぷっ!!」
柴犬さんは僕に服を投げつけ、すぐに部屋に戻って行きました。
「・・・お邪魔します。」
僕は体をさっと拭いて、渡された服を着ると、部屋の中に入りました。