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BL~中編・長編集2~

第6章 ~大切な場所~

「すみません。 雨が止んだら、すぐに出て行きますから。」

「なに言ってんだよ。 もうこんな時間なんだし、今日は泊まっていけ。」

「え!?」

と、泊まるって・・・・そんなの、どれだけ迷惑・・・

「で、でも・・・」

「いいから。 狭いから、布団は一組しかないけどな。 そこは我慢してくれ。」

一組ってことは・・・まさか、一緒に?

「・・・さてと・・・・もう遅いし、寝るか。」

「あ・・・はい。」

僕は構わないけど、柴犬さんは大丈夫なんでしょうか。

「狭くて悪いな。」

「い、いえ・・・僕の方こそ、すみません。」

というか、こんなに体が密着してる状態じゃ、緊張して眠れな・・・

「・・・ん・・」

「・・・・おやすみ。 黒猫さん。」

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「ん・・?」

ここは・・・

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