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BL~中編・長編集2~

第6章 ~大切な場所~

「綺麗・・・」

「だろ?」

屋敷からは、こんな綺麗な空は見えなかった。

空って、こんなに綺麗なものなんですね。

「気に入った?」

「はい!!!」

すごく素敵な誕生日プレゼントです。

「それにしても、鏡夜の誕生日って、イブなんだな。」

「覚えやすくていいじゃない。」

あ・・・そういえば、今日はクリスマスイブでしたね。

「すみません。 せっかくのイブなのに、僕なんかに付き合わせてしまって・・・」

「つまんねぇこと気にすんな。」

「そうそう。 それに、クリスマスは明日だしね。」

僕の謝罪の言葉に、ハルさんとシロさんはそう言って、優しく微笑んでくれました。

とてもいい人達です。

「じゃあ、これは俺からの誕生日プレゼントな。」

「?」

僕の後ろに回り込んだシバさん。

後ろから、チャラチャラと金属音がする。

「!! これ・・・」

「俺の宝物。 お前にやるよ。」

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