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BL~中編・長編集2~

第6章 ~大切な場所~

「ほっぺにキスくらい、いいだろー!!」

「よくないわっ!!」

ほんと、シバさんって・・・

「あはははっ!!」

「「!!」」

どうして、僕のことを笑顔にしてくれるんでしょうか。

「ははっ・・・はぁ・・ッ・・はっ・・・」

「鏡夜?」

急に笑い出した僕に、みなさん不思議そうな顔をされている。

こんなに笑ったのは、いつ振りでしょうね。

「シバさんって、面白い方ですね。」

「? 俺が?」

だって、僕のことを笑わせて下さりますし。

「はぁっ・・・だって、シバさんは、男を抱ける方ではないでしょう?」

「「え?」」

もし、シバさんが本当に遊び人でいらっしゃるなら・・・

「ハルさんの言う通りの方なら、同じ布団で一緒に寝て、なにもしてこないはずがありませんから。」

僕にそれだけの魅力がないだけなのかもしれませんがね。

「違いますか?」

「・・・・はぁ・・・よくわかったな。」

「え? マジで?」

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