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BL~中編・長編集2~

第6章 ~大切な場所~

ハルさんもシロさんも気付いていなかったんですね。

「意外・・・」

「そんなに驚くなよ。 結構へこむ。」

「「あ、ごめん。」」

シバさんって、一体どんなイメージなんでしょうか。

そんなに意外ですかね?

「・・・・」

そんな三人を見ながら、もう一度空を見上げました。

「・・・」

留架様・・・・今頃、どうしているでしょうか。

やっぱり、僕のことなんて忘れて、みなさんでクリスマスパーティーなさってるかな・・・?

「星に願い事でもしてんのか?」

「・・・いえ。 もう、一つは叶いましたから。」

僕の願いは、留架様の幸せ。 僕なんかがいなくても、留架様が幸せなら、それで・・・・

「じゃあ、もう一つは?」

「・・・・」

僕のもう一つの願いは・・・

「・・笑いませんか?」

「笑わないって。」

とても単純で、簡単なもの。

「僕・・・友達が欲しいんです。」

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