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BL~中編・長編集2~

第6章 ~大切な場所~

「はぁっ・・・」

「まだ寒いか?」

「・・はい・・・すみませっ・・・!!」

ストーブにあたっても、まだ震えている僕を見たシバさんは、後ろから僕を抱きしめてきました。

「シバさ・・・」

「これなら、少しはマシだろ?」

確かに、シバさんの体温を背中から感じて温かい。

でも・・・そんなことより・・・・

「っ・・」

・・・心臓がうるさい。

「はぁ・・・ッ・・・」

「? 鏡夜?」

これって・・・もしかして・・・・

「シバさん・・・」

「!!?」

僕は振り返ると、シバさんに短いキスをしました。

「鏡・・・」

「お願いします・・・シバさんが、温めて下さい・・・・」

迷惑だって、わかってる。

「お願いしま・・・」

「っ・・・鏡夜・・・・」

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