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BL~中編・長編集2~

第6章 ~大切な場所~

「んっ・・・」

シバさんに抱きつくと、シバさんは僕に優しいキスをしてくれました。

「ふぅ・・ッ・・・はっ・・」

キスしている間に、シバさんの温かい手がタオルの中に入ってきました。

「迷惑かけて、ごめんなさっ・・・」

「バカ。 迷惑だなんて思ったこと、一回もねぇよ。」

僕が流した涙を拭ったシバさんは、そう言って優しく微笑みました。

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「なぁ・・・鏡夜。」

「? シバさん、どうかしましたか?」

次の日。

布団の上で座ったまま後ろからシバさんに抱きしめられていると、シバさんが少し遠慮がちに口を開きました。

「お前さえよければ、その・・・俺と一緒に暮らさないか?」

「え?」

驚いて振り返ると、照れくさそうに笑うシバさんが。

「初めてだよ。 誰かと暮らしたいと思ったのは。 別に急がなくていいから・・・考えてみてくれないか?」

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