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BL~中編・長編集2~

第6章 ~大切な場所~

シバさんと、一緒に・・・

「少し・・考えさせて下さい。」

「あぁ。」

つまり、もう留架様と一緒にはいられないってこと。

「・・・」

まだ首につけている、留架様とおそろいの蝶ネクタイを触りました。

カインさんに改めていただいた、僕の宝物。

「!!」

蝶ネクタイの下から、シバさんにいただいたネックレスが・・・

「・・・・」

シバさんは、僕のことを大切にしてくれる。 これ以上にないくらい、僕にたくさんの優しさをくれる。

『鏡夜!!』

僕の願いは、留架様の幸せ。 そのためなら、屋敷にいる誰に虐められても、我慢できた。

僕が傍にいて、留架様が笑ってくれたから・・・僕は・・・・

『あははっ!! くすぐったいよ、白夜!!』

でも、もう・・・

留架様には、僕なんて必要ない。
僕がいなくても、留架様は幸せそうに笑ってた。

「・・・・」

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