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BL~中編・長編集2~

第6章 ~大切な場所~

皆さんにそう言って、この間と同じ場所の塀を乗り越え、敷地の中に入りました。

「・・・?」

開いている窓から屋敷の中に入ったのですが・・・

「・・・」

静かすぎる。

留架様や亮様。 白夜君とか、境様の楽しそうな声が聞こえてもおかしくないのに・・・

「・・・い・・・・て・・!!」

「!!!」

食堂の付近の廊下を通りかかった時・・・

楽しそうな笑い声の代わりに、怒鳴り声が聞こえてきました。

「あな・・はわかり・・・?」

「??」

不思議に思って近づいてみると、中から聞き覚えのある声が。

「わからないでしょうね。 俺達の気持ちなんて。」

「?」

一体、なにをしていのでしょうか? 中から聞こえてくるのは、男の声だけ。

留架様や、他の皆様は一体・・・

「いつも亮様との情事の声を聴かされて・・・俺達がどれだけ溜まったか。 今日は、その分をたっぷり返させてもらいますよ。」

「!?」

なっ・・・一体、なにを言って・・・

「留架!!」

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