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BL~中編・長編集2~

第6章 ~大切な場所~

「やめろっ!!」

留架様に危険が迫っていることが分かった瞬間、食堂に飛び込みました。

「!!」

これは・・・

食堂には、腕を縛られている皆様。 カインさんと白夜君は、檻に閉じ込められています。

「フーーーッ!!」

「鏡夜!!?」

留架様に近づいて行く男の前に飛び出し、威嚇しました。

「最近見ないと思ってたら・・・一体どこに行ってたんですか?」

確認できる限り、こんなことをしでかしたのは三人のようです。

「ね? 鏡夜様?」

「!!」

僕のことを様付けで呼ぶってことは・・・この人達、この屋敷で働いている使用人・・・?

だから、声に聞き覚えがあったんですね。

「邪魔するようなら、痛い目に遭わせますよ? おい。」

「!!」

主犯と思われる使用人が合図をすると・・・・

「ウ゛~・・・」

牙をむいた大型犬が出てきました。

「やれ。」

「ワウ゛ッ!!」

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