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BL~中編・長編集2~

第6章 ~大切な場所~

「来ないでっ!!」

「!!」

で、そっちに気を取られていたら、主犯の使用人が留架様に迫っていて・・・

「フーーッ!!」

「いっ!!?」

男性の急所は、あそこだって言いますからね。

留架様に迫ろうとしていたので、思いっきり股間に噛みつきました。

「っ・・・この・・ッ!!」

「にゃ゛・・・ッ!!」

使用人は僕を鷲掴みにすると、無理矢理引き剥がして壁に向かって投げつけてきました。

「鏡夜!!」

急いで体勢を立て直そうとしたのですが・・・

「っ・・に゛ッ・・ゃ・・・」

時既に遅し。

「ウ゛~!!」

「鏡夜っ!!」

犬が僕のことを銜えたまま首を振ると、僕の体は簡単に投げ飛ばされました。

「にゃ・・ぁ・・・ッ・・」

「鏡夜・・ッ・・・」

体が痛い。熱い。動かない。

「ウ゛~・・・」

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