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BL~中編・長編集2~

第6章 ~大切な場所~

犬が、とどめを刺そうとゆっくりと近づいてきます。

「ッ・・・にゃ・・にゃ~・・?」

「鏡・・夜・・・・?」

留架様・・・僕、少しでもお役に立てましたか?

「ワウ゛ッ!!」

「やめてーーーっ!!!」

諦めて、目を閉じ・・・

「キャインッ!!」

「!!」

え・・・?

「「ウ゛~・・・」」

「鏡夜!! 大丈夫か!!?」

「ハ・・・ルさ・・・?」

どうしてここに?

「しゃべるな。 傷に障る。」

「お、おい・・・まだ他にも犬がいるなんて、聞いてないぞ・・・」

「し、知るかよ!!」

「ワウ゛!!」

「アウ゛ッ!!」

シバさんとシロさんの唸り声が聞こえると、二人の足音が部屋から出て行くのが聞こえました。

「ウ゛~・・・」

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