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BL~中編・長編集2~

第6章 ~大切な場所~

「恋人と・・・主人ともうまくいったんだろ? だったら、俺なんて必要ない。」

確かに、留架様とは・・・・でも、カインさんとの関係は、戻ってない。

「留架様とは、仲直りしました。 でも、どうしてカインさんが・・・」

「・・・さっき、告白されてるの聞いた。 よかったな。 大好きな人とより戻せて。」

シバさんはそう言うと、僕に背を向けてしまいました。

「じゃあ・・・・元気でな。」

「ッ・・・」

家に帰ろうと歩を進めるシバさん。

「どうして・・・っ!! どうして、僕のこと抱いたんですか!?」

気が付けば、僕は涙を流しながら、シバさんに向かってそう叫んでいました。

「どうしてっ・・・・」

ただの同情で抱いたんですか?

あの日・・・

『俺と一緒に暮らさないか?』

そう言ってくれたのも、全部・・・

「お前は、俺と一緒にいない方が幸せに暮らせる。 たとえ、俺が・・・」

次の瞬間、シバさんの言葉に耳を疑いました。

「お前のことを好きでもな。」

シバさんが・・・僕のことを好き・・・・?

「俺のお前への気持ちは、邪魔にしかならない。 だから・・・!!」

「シバさんっ!!」

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