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BL~中編・長編集2~

第6章 ~大切な場所~

僕は再び、シバさんに抱きつきました。

「鏡・・・」

「僕も、シバさんのことが好きです!!」

「え?」

シバさんは、僕の言葉を信じられない様子。

まぁ、それは僕も同じなんですけどね。

「でも、お前っ・・・恋人は・・・」

「そんなの関係ないくらい、僕はシバさんが好きなんです!!」

強く断言し、シバさんに短いキスをしました。

「!!」

「それに・・・好きじゃなかったら、あんな大胆なことしませんよ。」

自分から誘うなんて・・・あんなこと、カインさんにもしたことがない。

「・・・はは。 ほんと、お前には敵わないよ。」

「んっ・・」

嬉しそうに・・・困ったように笑ったシバさんは、僕にキスしてきました。

「おいおい。」

「勘弁してくれよ。」

「!!」

呆れたような声。

「ハルさん!! シロさん!!」

見慣れた姿。 二人の姿を見たら、とても安心しました。

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