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BL~中編・長編集2~

第6章 ~大切な場所~

「ったく・・・朝っぱらから呼び出されたかと思ったら、鏡夜といちゃついてるところ見せるためかよ?」

「別にいいだろ。 どうせ、シロがお前を乗せて走ったんだろ?」

「・・ッ・・・うるさい。」

まあ、でも・・・僕達猫が走るよりも、シロさんが走る方が速いですしね。

「それにしても・・・」

「? ハルさん?」

急に、ハルさんに抱きしめられました。

「シバなんかに捕まるなんて・・・俺は心配でたまらないよ。」

「失礼な。 俺は結構一途なんですけどね~。」

そういえば、ハルさんとシロさんが、シバさんのことを遊び人だとか言ってましたっけ?

「ああ~・・・鏡夜って、ほんと可愛いよな。 連れて帰りたい。」

「ふざけんな。 こいつは俺のだっての。」

さ、さすがに、ハルさんとシロさんの同棲生活にお邪魔するのは・・・

「え・・っと・・・・あの時、助けてくれた子達だよね?」

「「!!」」

なんて、四人でじゃれていたら、留架様が遠慮がちに声をかけてきました。

「助けてくれて、本当にありがとうね。」

「「ワン!!」」

「にゃ~。」

あの時、シバさん達が来てくれていなかったら、どうなっていたんでしょうね。

僕は確実に今ここにいないでしょうし、留架様も・・・

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