テキストサイズ

BL~中編・長編集2~

第6章 ~大切な場所~

「鏡夜君!? 意識が戻ったんですか!?」

「にゃん!!」

留架様の腕の中から三神様に飛びつくと、三神様は僕をぎゅっと抱きしめてくれました。

「よかった。」

「にゃ~にゃ~。」

ご心配おかけして、ごめんなさい。

「えっと・・・留架様、この子達は・・・・」

「うん。 あの時助けてくれた子達。 ここで飼おうと思って。」

「え!?」

まぁ・・・驚きますよね。 いきなり、ペットが三匹も増えたんですから。

「それで、お願いがあるんだけど・・・」

「準備ですね。 手配しておきますよ。」

さすがは三神様です。

留架様のこと、よくわかっていらっしゃいます。

「ありがとう。」

「いえいえ。 それよりも、風邪を引いてしまいますから、早く部屋にお戻り下さい。 温かい飲み物も用意してありますから。」

「うん。」

そんな会話を聞きながら、シバさんを見ると、少し戸惑っているようです。

まぁ・・・いきなりこんな大豪邸に通されたら、誰でも戸惑いますよね。

「はい。 入って。」

「「失礼しまーす・・・」」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ