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BL~中編・長編集2~

第6章 ~大切な場所~

「好きになってしまったものは仕方がありませんから。 今なら、僕にもわかります。」

シバさんに出会って、本当に人を好きになるということを知れました。

「だから・・・自分を責めないで下さい。 ね?」

「鏡夜さん・・・」

白夜君に泣き顔は似合わない。

留架様を笑顔にするような笑顔が、白夜君には似合っている。

「へへへ。」

「・・・ふふ。」

うん。 やっぱり、笑顔の方がいいですね。

「うーん・・・そういえば、この子達の名前どうしようか?」

「今決めれば?」

じーっとシバさん達を見つめる留架様。

僕の時はすぐ決まったんですけどね・・・

「よし、決めた。」

「早いね。」

どんな名前が付けられるんでしょうか。

「シロと、シバと・・・秋夜。」

「「・・・・」」

ぐ、偶然だとは思いますが・・・ハルさんはちゃんと名前付けられたのに、シロさんとシバさんはそのままって・・・

「黒猫君以外、見たまんまだね。」

「うるさいなー。 わかりやすいでしょ。」

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