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BL~中編・長編集2~

第6章 ~大切な場所~

「・・・にゃ~・・・・ゴロゴロ・・」

「すごい・・ハルが喉鳴らしてる。」

「俺にも滅多に鳴らしてくれないのに。」

黒澤様・・・・さすがです。

シロさんの機嫌が悪くなりましたけど。

「君、可愛いね。 名前は?」

「秋夜。 「秋」に「夜」で秋夜。」

「へぇ。 いい名前付けてもらったね。」

「にゃ~。」

ハルさんは、すっかり黒澤様の手にメロメロのようです。

自ら黒澤様に抱っこされに行ってますし。

「・・・・」

「・・・・」

で、そっちに気を取られていたら、いつの間にかシロさんと空様が同じように睨めっこしていました。

「・・・お手。」

「ワン。」

「おかわり。」

「ワン。」

「伏せ。」

「ワン。」

空様の命令通り、言われたことをこなしていくシロさん。

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