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BL~中編・長編集2~

第6章 ~大切な場所~

もちろん、僕は留架様ですけど。

春架様のところには、白夜君がいます。

「相変わらず、境は元気だね。」

「うちにはペットいないからね。 動物と遊びたいんだよ。」

しばらくすると、息を切らせた境様とシバさんが戻ってきました。

「はぁ~・・・疲れた。 ちょっと休憩。」

「はぁっ・・・・はっ・・」

「シバさん、大丈夫ですか?」

息を荒げているシバさんは、僕達の所まで来ると、座り込んでしまいました。

「あぁ・・・ちょっと疲れた。」

「はしゃぎすぎ。」

「犬にとってのボールは、猫にとっての猫じゃらしなんだよ。」

そんな感覚なんですね~。 確かに、猫じゃらしを見るとはしゃいでしまいます。

「あ、そうだ。 鏡夜。」

「にゃ?」

留架様の膝の上でくつろいでいたら、急に持ち上げられました。

「これ。」

「!!」

留架様が取り出されたのは、おそろいの蝶ネクタイ。

「また着けてくれる?」

「にゃん!!」

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