テキストサイズ

BL~中編・長編集2~

第11章 ~恋の公式~

「だいたい、最近頻繁にここに来すぎなんだよ!! 他のセフレのとこ行けよ!!」

「・・・面倒だ。 一番便利なのはお前だからな。」

「!!」

結局・・・こいつにとって俺は、数多くのセフレの中の一人でしかないんだよな。

「帰るのか?」

「あぁ。 当然だ。」

うちに来るのも、俺とやるため。

「・・・」

帰る時も、決して振り返らない。

「・・・もう・・いいよな・・・・」

これ以上、あいつのことを想い続けるのは無理だ。

━━━━━━━━━━







「もう、俺の部屋には来ないで下さい。」

翌日。

いつものようにコーヒーを持って行き、あいつにそう告げた。

「あなたと俺の関係は、今日限りで終わりにしましょう。」

「・・・・わかった。」

いつもと変わらない調子の声。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ