BL~中編・長編集2~
第11章 ~恋の公式~
「お前の好きな人が西園寺さんってわかった時、驚いたと同時に、嬉しかった。 男もイケるんだって、わかったから。
それに・・・たとえ、西園寺さんの代わりだったとしても、お前と繋がれたのは嬉しかった。」
「・・・・」
田中の告白に、何も答えられなかった。
なんとも思わなかった。
「なあ、小鳥遊。 俺と付き合ってくれないか?」
「・・・・」
田中の告白が嬉しくないわけじゃない。
でも、俺は・・・
「俺は小鳥遊一筋だし。 絶対に、お前の事を傷つけない。」
たしかに、あいつと違って、田中は俺を大切にしてくれるだろう。
あいつは俺のことなんてなんとも思ってないし、ただの便利なセフレだっただけだし。
「田中・・・」
でも・・・それでも、俺は・・・
「ごめん。」
あいつが好きだ。
「なんで? 俺じゃダメか?」
「・・・・お前と付き合った方が、傷つかないで済むと思う。 あいつと違って、俺のことを大切にしてくれるだろうし、俺のことだけ見てくれるだろうし。
でも・・・」
自分は本当にどうしようもない人間だと思う。
あんな最低な奴の色に徹底的に染まって、心まで奪われて。 幸せになるチャンスを、自ら捨ててしまっているのだから。
「この先・・・どんなことがあっても、俺はあいつ以外の人間を好きになることはない。」
田中には悪いと思う。 巻き込んでしまった。
それに・・・たとえ、西園寺さんの代わりだったとしても、お前と繋がれたのは嬉しかった。」
「・・・・」
田中の告白に、何も答えられなかった。
なんとも思わなかった。
「なあ、小鳥遊。 俺と付き合ってくれないか?」
「・・・・」
田中の告白が嬉しくないわけじゃない。
でも、俺は・・・
「俺は小鳥遊一筋だし。 絶対に、お前の事を傷つけない。」
たしかに、あいつと違って、田中は俺を大切にしてくれるだろう。
あいつは俺のことなんてなんとも思ってないし、ただの便利なセフレだっただけだし。
「田中・・・」
でも・・・それでも、俺は・・・
「ごめん。」
あいつが好きだ。
「なんで? 俺じゃダメか?」
「・・・・お前と付き合った方が、傷つかないで済むと思う。 あいつと違って、俺のことを大切にしてくれるだろうし、俺のことだけ見てくれるだろうし。
でも・・・」
自分は本当にどうしようもない人間だと思う。
あんな最低な奴の色に徹底的に染まって、心まで奪われて。 幸せになるチャンスを、自ら捨ててしまっているのだから。
「この先・・・どんなことがあっても、俺はあいつ以外の人間を好きになることはない。」
田中には悪いと思う。 巻き込んでしまった。