BL~中編・長編集2~
第12章 ~捨て犬拾いました~
「嘘だろ…」
中は空。 個室も全部空いている。
「クソッ!!」
荷物を持ったまま、俺は公園を飛び出した。
とりあえず、公園周辺を走り回り、あいつの姿を捜す。 が、いなかった。
そのまま駅の方を目指して走り続ける。
「はぁっ…はぁ…ッ」
液について辺りを見回してみても、あいつの姿はない。
すぐに引き返し、真っ直ぐ家を目指す。
荷物邪魔だし、あいつ帰って来てるかも…
しかし、そんな期待もむなしく、部屋の前は無人。
「…クソッ…」
急いで鍵を開け、荷物を置いたところで少し冷静になった。
「……あいつ…出ていったのか…?」
そうか。 出て行ったのかもな。
俺と会う前にも、いろんな奴の家に泊まってたんだろうし。
怪我もほとんど治りかけてたし、もう俺のことなんて必要なくなったのか。
「………」
買い物に無理矢理連れ出されたのが嫌だったのか?
少しだけ嬉しそうに見えてたのは、俺の気のせいだったのか?
『なんでもするから泊めて。』
今頃…違う男に、そう言って声かけてるのかよ…
「チッ…!!」
結局、居ても立っても居られなくなり、鍵もかけずに家を飛び出した。
あいつ…もしかしたら、帰ってくるかもしれないから。
中は空。 個室も全部空いている。
「クソッ!!」
荷物を持ったまま、俺は公園を飛び出した。
とりあえず、公園周辺を走り回り、あいつの姿を捜す。 が、いなかった。
そのまま駅の方を目指して走り続ける。
「はぁっ…はぁ…ッ」
液について辺りを見回してみても、あいつの姿はない。
すぐに引き返し、真っ直ぐ家を目指す。
荷物邪魔だし、あいつ帰って来てるかも…
しかし、そんな期待もむなしく、部屋の前は無人。
「…クソッ…」
急いで鍵を開け、荷物を置いたところで少し冷静になった。
「……あいつ…出ていったのか…?」
そうか。 出て行ったのかもな。
俺と会う前にも、いろんな奴の家に泊まってたんだろうし。
怪我もほとんど治りかけてたし、もう俺のことなんて必要なくなったのか。
「………」
買い物に無理矢理連れ出されたのが嫌だったのか?
少しだけ嬉しそうに見えてたのは、俺の気のせいだったのか?
『なんでもするから泊めて。』
今頃…違う男に、そう言って声かけてるのかよ…
「チッ…!!」
結局、居ても立っても居られなくなり、鍵もかけずに家を飛び出した。
あいつ…もしかしたら、帰ってくるかもしれないから。