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BL~中編・長編集2~

第14章 ~番外編③~

「ぁ…っ…んッ…ン…っ…」

シャツの上から触られるのがもどかしいのか、腰をよじらせ、俺の腕を弱弱しく掴んできた幸。
潤んだ瞳と目を合わせると、幸は口を少しだけ開き、ピンク色の舌をちらつかせた。
誘われるように、幸と唇を合わせる。

「んんっ…ふぅ…ッ…と…まっ…」

あの日から……幸とはぐれてしまったあの日から、何回かこういうことをしたので、幸も声を出すことに少しだけ慣れてきているようだ。
遠慮がちだけど、幸が出す甘い声は結構腰にくる。

あ、こういうことしてるって言ったけど、最後まではしてないからな。 幸がセックスをしてきたのは生きていくためだし、好きでしてきたわけじゃないってわかってるから、最後までする勇気はなかった。 いつも幸をイカせて終わっていたんだ。

「んっ!! ん、ァ…っ…はっ…」

シャツの下に手を伸ばし、まだ冷たい幸の肌を撫でながら上へ上へと手を進めていく。
キスを止め、耳を舐めると、幸は体をビクッと震わせた。 ほんと、ここ最近でわかったことなんだけど、幸は耳を攻められるのが弱いらしい。 耳元でしゃべっただけで反応するんだぜ?

「み、み…ッ…やっ…ぁ…」

「…………」

いやね、もうね……顔赤くして、小さい声でそんなこと言われたら、我慢できなくなるわけですよ。

「とう……んんッ!!」

パジャマのボタン全部外して、シャツたくし上げて、あらわになった幸の乳首に吸い付いた。
じらすように乳首の周りを舐めたり、軽く甘噛みしてやる度に、体をビクつかせる幸。

「んっ…ッ…ぁ…ん…っ」

可愛い……可愛すぎるだろ、おい。 もう、理性とか全部吹っ飛ぶくらい可愛い。

我慢の限界と言わんばかりに、幸の乳首に吸い付きながら片手をズボンの中に突っ込む。
幸のそこは…もう既に硬くなっていた。 パンツ越しでもわかる。

中…ぐしょぐしょだな。

「っ…んん…ッ…んッ…ン…」

パンツの上から緩く扱いたり、先端をぐりぐりと押して刺激してやると、手で口を押さえ、必死に耐える素振りを見せる幸。

もうパンツにシミを作っているそれに口を寄せ、ペロッと舐めると、腰をビクッと反応させて俺の髪をグッと掴んで幸のモノに引き寄せられた。

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