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BL~中編・長編集2~

第14章 ~番外編③~

「もっと……くっつき…たい…」

「くっつきたいって……これ以上くっつくなんて、無理…」

え? まさか、これって…
「最後までして」ってこと? え…本気で言ってんの? でも、そういうこと……だよな? 俺の都合のいい解釈とかではないよな?

「……幸………い、いいのか? 怖く…ないのか?」

恐る恐るそう尋ねると、幸は………幸は、俺のを扱いてる手を止めて、俺の手を掴んだかと思うと…その……お尻の穴まで俺の手を持って行ったんだ。

ここまでされたら…ねぇ…幸の言いたいことはわかる。 当然だけど。

にしても……

「ッ…」

えっろ。 エロ過ぎだろ、幸。 こんなことされたら、もう……幸が嫌がっても止めてやれる自信なくなるって。

「幸……ほんとにいいんだな?」

「……ん…」

最後にもう一度幸の意志を確認し、幸が頷いたことに少しの興奮を覚えながら、ベッドの横の棚に手を伸ばした。 一番上の引き出しから、以前通販で購入しておいたローションを取り出す。

いや、ほら…いつ必要になるかわからないんで。 そんなすぐにはやるつもりなかったけどさ。 でも…備えあれば患いなしって言うじゃん?

「痛かったら言えよ?」

「…んっ…ッ…」

ネットなんかで男同士のセックスのコツなんかを調べたりはしていたが……
実践するのはもちろん初めてなので、必要以上にローションを手に塗り、幸の穴の周りを優しく撫で、十分に潤って滑りやすくなってからゆっくりと指を一本挿れる。

「は…ッ…ぁ…んんッ…」

空いている左手と幸の手を指を絡めて繋ぎ、まだ硬くとがっている幸の乳首に吸い付いた。
中に挿れている指を動かして、ある場所を探す。

ネットの情報では…確か、この辺にあるって……

以前見たネットの情報を頼りに指を動かしていると、少し感触の違う場所を見つけた。

ここか……?

「んんっ!!」

そう思ってそこを強く刺激すると、少しだけ声を大きくした幸。

「ん…ッ…ン…ぁっ…そ、こ……ゃっ…」

幸の反応がいいので、ここが探していた前立腺だと確信してそこばかり攻めていたら、幸は慣らしている俺の手を弱弱しく掴み、涙目でそう訴えてきた。

やっば。 今のでイキそうになった。 あぶね…

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