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BL~中編・長編集2~

第14章 ~番外編③~

「指…増やすぞ?」

「…んっ……ン…ッ」

中に挿れている指を二本に増やし、前立腺を強く刺激する。 挟んだり爪で引っ掻いたりしていると、一度達して萎えていた幸のモノがまた元気になった。
ここ……そんなに気持ちいいのか?

「んん…ッ…んっ……と…っま……」

「ん?」

その後、指を三本に増やして入り口を慣らしていたら………しばらくして、幸が俺の名前を呼んだんだ。
痛かったのか…とか、やっぱりやめにしたいのか…と思って、幸の顔を見ると、顔を真っ赤にして目を潤ませた幸と目が合った。

うわ……エロ…つか、めっちゃ可愛い………じゃなくて…

「どうした?」

「ッ…んっ……もぉ…」

「っ!!!」

幸は、俺と繋いでいない方の手で俺のモノをズボンの上から触り……耳元で…

「挿……れ、て…」

って甘くて小さい声で言ってきたんだ。

やっべ……エロ過ぎて鼻血出るかと思った。

もう、着ているもの速攻で脱いで、幸の足を開いて間に入り込んだ。
パンツを脱いだら、俺のモノは勢いよく顔を出して……これまでにないくらい、興奮して硬くなっていた。
ほんと、すぐにでもイキそうな俺のモノにローションを塗りたくり、幸の穴の入り口にこすりつける。

「幸……挿れる前に、ちゃんと言っておくな。」

「……?」

挿れる前に…ちゃんと、俺の気持ち言っておかないとな。 誤解とかされたら嫌だし。

「俺は、幸の体だけが目当てなんじゃない。 幸を性欲処理の道具だなんて思ってないし、ここにいてくれるだけで、俺は幸せなんだ。
幸を抱くのも…幸のことが好きだから抱くんだ。

だから…少しでも嫌だと思ったら、ちゃんと言ってくれ。 幸が嫌がるようなことはしたくないんだ。」

俺は…幸が出会ってきた今までの男達とは違う。
幸が可愛くて…愛しくて仕方ないから抱くんだ。

そのことを、幸に理解してほしかった。

「ほんとに…いいのか? 幸が嫌なら、俺は…」

幸が嫌だって思うなら、本当にここで止めにしようと思っていたんだ。
無理してほしくなかったし、なにより………幸が俺としてもいいって本当に思った時に、したかったから。

俺の言葉に、少しの間困ったような表情を浮かべていた幸は、ゆっくりと口を開いた。

「……斗…真…」

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