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BL~中編・長編集2~

第14章 ~番外編③~

~斗真SIDE~
俺の言葉に、幸は………今にも泣きそうな顔をしながら、小さく……本当に、俺にしかわからないくらい小さく笑ったんだ。 そして……
ゆっくりと俺の首に腕を回し、同じように…ゆっくりと自分の方に引き寄せてきた。

「さ、幸……?」

幸の表情にも、行動にも驚きを隠せない俺の耳元で、幸はまた言ったんだ。

「………挿…れて…っ…」

「っ…」

そんなこと言われたら、我慢なんかできるはずがなくて…
俺は、今にも爆発しそうな自分のモノを幸の蕾にあてがうと、腰に力を入れ、ゆっくりと…少しずつ幸の中に入っていった。

「んっ…ぅ…ッ!!」

「っ…だ、いじょうぶ…か…?」

唇を噛み、苦しそうに呼吸する幸。
一旦、幸の中に入るのを止め、幸の呼吸が落ち着くのを待つ。

俺の家に来てからは、一度も最後までしていない。 だから、久しぶりに自分の中に異物を受け入れる幸は、かなり苦しそうな表情を浮かべ、荒い呼吸を繰り返していた。

「はぁ…っ…んッ…っ…はっ…」

しかし、少しすると、幸は慣れた様子で体の力をできる限り抜こうと息を深く吸い、呼吸を落ち着かせ始めた。

「は、ぁ…ッ…とっ…ま…」

「…っ…ん?」

しばらくして、だいぶ落ち着いた様子の幸。 俺はというと、幸の中が締め付けてくるもんだから、情けないことに結構爆発寸前。

「もぉ…大丈夫だから…」

「ん……辛かったら言えよ?」

幸が頷いたのを確認し、再び腰に力を入れ侵入を試みる。

「ぁッ…は…っ…はぁ…ッ」

「っ…」

入ってくる感覚に慣れたのか、さっきよりかは幸も苦しそうじゃない。 幸の様子を気にしながら、少しずつ自分のモノを幸の中に挿れていく。

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