BL~中編・長編集2~
第15章 ~ほんとに好きなのは…?~
「………お前、俺に弁当作って来い。」
「……ええ!‼?」
なんてこと考えていると、生徒会長から思わぬ言葉が出てきた。
俺が、天下の生徒会長に弁当作って来る!?
「いや、む、むむむむ無理ですよっ‼ 俺、プロの料理人じゃないし、生徒会長の口に合うお弁当なんて作れな……」
「いいから、作って来い。 わかったな?」
有無を言わさぬ口調で命令してくる生徒会長。
この人、なんでこんなに俺様なんだよ‼
俺が生徒会長に弁当作ってるなんて親衛隊に知られたら、一体どんな目に……
「返事は?」
なんてぐるぐる考えていたけど、目の前にいる生徒会長の言葉に逆らう度胸は持ち合わせていないわけで………
「………はい………」
俺は、頷いてしまったんだ。
で、次の日………
「……………」
言われた通り、生徒会長の弁当作ってきた俺。
いつものように中庭に向かいながら、ずっと同じことを考えていた。
ヤバい……おかずに、残り物の煮物入れてきちゃったよ………天下の生徒会長様に、残り物の煮物ってダメだろ…
っていうか、俺なんかの料理があの人の口に合うのか………?
「……作るの忘れてきたことにするか…?」
なんて考えが一瞬浮かんだが、即座に却下。
いや、作るの忘れてきた事なんかにした方が、大変な事になる気がする…
っていうか、弁当が生徒会長の口に合わなかったら、俺の高校生活終わるんじゃないか…?
「はぁ……」
もう、諦めて弁当を渡すしかないのだが、その覚悟がなかなか決まらない。
またリンチにされたらどうしよう…
「ちゃんと弁当作ってきたか?」
なんてぐるぐる考えている間に、中庭に到着。
中庭には、既に生徒会長の姿があった。
「……はい…」
今更逃げ出すこともできず、生徒会長に作ってきた弁当を差し出す。
受け取った生徒会長は、速攻で弁当を広げ始めた。
「いただきます。」
生徒会長が一番最初に箸をつけたのは、俺が一番心配していた煮物。
俺も自分の弁当を広げたけど、生徒会長の反応が気になって手をつける気にならない。
気づかれないように、こっそり生徒会長の様子を伺う。
「……ええ!‼?」
なんてこと考えていると、生徒会長から思わぬ言葉が出てきた。
俺が、天下の生徒会長に弁当作って来る!?
「いや、む、むむむむ無理ですよっ‼ 俺、プロの料理人じゃないし、生徒会長の口に合うお弁当なんて作れな……」
「いいから、作って来い。 わかったな?」
有無を言わさぬ口調で命令してくる生徒会長。
この人、なんでこんなに俺様なんだよ‼
俺が生徒会長に弁当作ってるなんて親衛隊に知られたら、一体どんな目に……
「返事は?」
なんてぐるぐる考えていたけど、目の前にいる生徒会長の言葉に逆らう度胸は持ち合わせていないわけで………
「………はい………」
俺は、頷いてしまったんだ。
で、次の日………
「……………」
言われた通り、生徒会長の弁当作ってきた俺。
いつものように中庭に向かいながら、ずっと同じことを考えていた。
ヤバい……おかずに、残り物の煮物入れてきちゃったよ………天下の生徒会長様に、残り物の煮物ってダメだろ…
っていうか、俺なんかの料理があの人の口に合うのか………?
「……作るの忘れてきたことにするか…?」
なんて考えが一瞬浮かんだが、即座に却下。
いや、作るの忘れてきた事なんかにした方が、大変な事になる気がする…
っていうか、弁当が生徒会長の口に合わなかったら、俺の高校生活終わるんじゃないか…?
「はぁ……」
もう、諦めて弁当を渡すしかないのだが、その覚悟がなかなか決まらない。
またリンチにされたらどうしよう…
「ちゃんと弁当作ってきたか?」
なんてぐるぐる考えている間に、中庭に到着。
中庭には、既に生徒会長の姿があった。
「……はい…」
今更逃げ出すこともできず、生徒会長に作ってきた弁当を差し出す。
受け取った生徒会長は、速攻で弁当を広げ始めた。
「いただきます。」
生徒会長が一番最初に箸をつけたのは、俺が一番心配していた煮物。
俺も自分の弁当を広げたけど、生徒会長の反応が気になって手をつける気にならない。
気づかれないように、こっそり生徒会長の様子を伺う。